投薬実験アルバイトとは

製薬会社が医薬品をはじめとする新製品を発売するために、新薬のモニターを実施します。発売直前の医薬品や健康食品などを使用して、その有効性や安全性を証明するための膨大な量のデータを厚生労働省に提出して、厳しい審査に合格するためのものなのです。製薬会社は、新製品の発売許可を取得するために新薬のモニターを実施して、国からの認可を取得しなくてはならないのです。投薬実験アルバイトとは、この審査の際に提出するデータを提供する仕事です。その際の表現として「バイト」とは言わず、あくまでも「医学ボランティア」として呼ばれており、支払われるお金も「謝礼金」として受け取る事になります。アルバイトの内容としては基本的に血圧、体温、採血、採尿などの検査を受けることだけで、それ以外の待ち時間がすべて自由時間になります。検査は短時間で終わる場合もありますので、アルバイトとしてその施設で過ごす時間のほとんどが自由時間となり、読書・ゲーム・DVD鑑賞など好きなことをして過ごすことが出来ます。ただ、薬品などを服用したりするので説明を十分に聞いた上で、納得した上での参加となります。

登録の流れ

投薬実験アルバイトは、新製品を発売するために製薬会社や各病院が主体となって募集している訳ではなくて、厚生労働省の認可を受けた中央センターで、すべての参加者の情報を登録・管理をしています。地域や実施施設によって募集人数や募集条件が異なります。募集人数は関東地方が多く、その他の地方は少なめとなっています。インターネットなどで調べて、まずは登録が必要となります。自分でメールや電話で問い合わせした後、担当者から自分の体の健康状態や日頃の食事、飲酒、労働時間などの調査があります。何度かのやり取りの後、健康診断を受けます。実施機関のほとんどで、健康診断や説明会などに参加すると交通費として、別途3000〜5000円程度が現金や金券などで支給されます。説明を一通り受けてから身長・体重を計ったり、脈拍・心拍数・心電図などの検査を受け、医師の問診を受けます。その結果などにより投薬実験アルバイトの依頼があるかが決まってきます。アルバイトに参加すると、実施機関から知人の紹介依頼があり、1人紹介すると3000円〜5000円の紹介料が支給されます。

待遇のよい設備

投薬実験アルバイトの参加者は、その期間中は検査する実施機関に宿泊することになります。実施機関に滞在中の時間すべてが報酬の対象時間となるのです。そのため報酬が一般的なアルバイトより高額となっています。危険な仕事だから高額というわけではありません。1日当たりの報酬は、長期間になるほど高額となっていき、その報酬には税金はかかりません。それはこの投薬実験アルバイトは「新薬開発のためのボランティア」とされているので、受け取る報酬が謝礼金だからです。滞在する実施機関は、アルバイトの方々がストレスを感じて検査結果に悪影響が出ることのないよう設備が完備されています。検査時間以外の時間が長いため、娯楽のためのアイテムや、病院食ではない、きちんとしたメニューが用意されています。友達と一緒に参加しても楽しいでしょうね。投薬実験アルバイトに参加された経験のある方がこんなに快適だし自由時間が多いし食事はおいしいしで高額なお金がもらえるバイトは他にはないと言ったそうです。

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